<動意株・29日>(前引け)=村田製、キッツ、エニマインド


 村田製作所<6981.T>=マドを開けて最高値圏を舞い上がる。株価は初の9000円台乗せを果たし、時価総額も既に19兆円を超えた。世界的なAIデータセンター新設・増設ラッシュを背景にサーバーに組み込まれる積層セラミックコンデンサー(MLCC)への爆発的な需要が発現している。MLCCはサーバーの中核であるGPU周辺の電源回路に敷き詰められるほか、通信・ネットワークなど高速インターフェース周辺で大量配置される。CPU中心の通常のサーバーと比べ十数倍規模とも言われ、スケールメリットは極めて顕著となっている。そのなか同社は、MLCCで世界シェア40%と一頭地を抜く商品競争力を誇っており、関連最右翼銘柄としてマーケットの注目度が高い。同社の優位性は「超極小・大容量化」にフォーカスした量産技術であり、今後もAIインフラで不動のポジションを占めることが予想される状況にある。

 キッツ<6498.T>=大幅高で最高値更新。一時14.4%高の2410円と値を飛ばし、2月12日につけた高値2351円を払拭し、約3カ月半ぶりに上場来高値を更新した。総合バルブメーカーで国内トップシェアを誇るが、生成AI向けの半導体需要の高まりを背景に追い風が強い。市場では「半導体製造装置向けバルブの受注が2月に過去最高を記録したほか、その後も受注拡大基調が継続していることから見直し人気が再燃しているようだ」(中堅証券調査部)という指摘がある。また、AIデータセンター向けでは、製造装置用とは別の範疇で熱を冷ます冷却水を通す水冷用バルブへの引き合いも高まっているもようで、収益環境を一段と後押ししている。

 AnyMind Group<5027.T>=大幅高で続伸。28日取引終了後、AIライブコマース「AnyLive」と、台湾の主要ECプラットフォームであるShopee台湾とのシステム連携を開始したと発表した。これにより、台湾市場においてブランド企業はAIアバターを活用した24時間・多言語対応のライブ配信をShopee上で展開できるようになるという。これが手掛かり視されているようだ。

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出所:MINKABU PRESS


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