さいか屋がマド開け急伸、「資本効率策を幅広く検討」と開示し思惑


 さいか屋<8254.T>がマドを開けて急伸した。同社は2日の取引終了後、保有不動産の潜在価値と中長期的な企業価値向上策に関する発表を行った。外部専門機関の評価などを踏まえた結果、2025年8月末時点において、横須賀中央駅周辺の土地・建物を合わせた鑑定総額は約25億円規模。藤沢駅前に関しては、土地・建物を合わせて約55億円規模となり、総額80億円規模による優良な不動産資産を保有していると言及している。そのうえで、取得当時の帳簿価格から価値は大幅に上昇しているとし、貸借対照表の純資産額約12億円に、不動産含み益約14億円を加え、発行済み株式総数をもとに算出した1株実質純資産を求めると約415円になり、6月1日終値210円を大きく上回っているとの認識を示している。同社はラウンドワンといった体験型施設の誘致・導入による手元資金の最大化に加え、「横須賀市大滝町1丁目地区再開発事業」への参画を通じた中長期的な含み益の更なる拡大を図るほか、総額80億円規模の保有資産に対して最適な資産運用を実行し、創出した原資を成長投資とともに株主還元の充実を含め資本効率向上策を幅広く検討する方針。開示内容を受け、株主還元強化への思惑が広がり、買いを集める形となったようだ。

出所:MINKABU PRESS


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