<動意株・4日>(前引け)=三菱重、イーソル、KeePer


 三菱重工業<7011.T>=続伸、底値圏で赤三兵(三陽連)示現。全体相場が主力銘柄中心にリスクオフに傾くなか強調展開を維持し異彩を放っている。防衛関連銘柄のシンボルストックだが、同社株だけではなく “防衛三羽烏”に位置付けられるIHI<7013.T>や川崎重工業<7012.T>などもここ株価は大幅な調整を強いられ揃って年初来安値圏に沈んでいた。しかし、目先売り一巡感からリバウンド狙いの買いを誘導している。三菱重は今週2日にAI開発スタートアップのプリファードネットワークス(東京都千代田区)と業務提携契約を締結したことを発表し、防衛装備品などに搭載する国産AI技術の開発に取り組む姿勢を明示している。プリファードはスーパーコンピューターなどの計算基盤を有し、AI半導体の自社開発・実装までワンストップで手掛けられる強みがある。片や三菱重は米パランティアテクノロジーズ<PLTR>などAIに長じた軍事テック企業のビジネスモデルを意識しているもようで、プリファードとのテクノロジー融合によって、安全保障や社会インフラ分野のビジネス領域の深耕を目指す構えだ。

 イーソル<4420.T>=上値追い継続。急勾配の5日移動平均線に接触することなく異色の上昇波動を形成している。特定用途向け組み込み機器に特化したオペレーティングシステム(OS)の開発・販売を主力とするが、自動車向けを主力に多岐にわたる分野で需要を獲得しており、26年12月期はM&A子会社の貢献もあって売上高が過去最高を見込み、営業利益もV字回復で10億円台に乗せる見通しだ。同社がここ株価水準を切り上げている背景として、市場では「自動運転分野とロボティクス分野という2つの次世代成長市場でリアルタイムOSベンダーとしての存在感が認知され始めた可能性がある」(中堅証券ストラテジスト)という声が聞かれる。この2つのカテゴリーはフィジカルAI領域の象徴でもあり、同社の将来的な成長キャパシティーに光が当たっている。株式需給面では信用買い残が積み上がっていない点で上値の軽さが意識され、中長期波動でみて900円台から上の水準は累積売買代金が希薄であることから、展開次第では4ケタ台での活躍を視野に捉える可能性もある。

 KeePer技研<6036.T>=底値圏での三角もち合い経て戻り足鮮明。自社開発技術に基づくカーコーティングを展開する。同社が3日取引終了後に発表した5月の全社売上高は前年同月比51.6%増と急拡大した。ゴールデンウィークに絡み新車の納車が急増したことや全国的に降雨量が少なく、花粉や黄砂による汚れが付きやすかったこともあり、洗車需要も旺盛だった。なお、6月からサービス価格を値上げするが、会社側によれば「5月中に予約した場合は値上げ前の価格で施工する」ということを明示したこともあって、6月以降の施工も多くなるとの見通しを示している。株価は好調な月次売上高を手掛かりに投資資金が攻勢をかけている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS


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