5日の株式相場見通し=6万7000円台で値固め、米半導体株安は圧迫要因に


 5日の東京株式市場で、日経平均株価は一進一退か。6万7000円台での値固めの展開が想定される。前日の欧州市場で主要国の株価指数は総じて堅調。米国市場で主要株価3指数は高安まちまちとなり、NYダウとS&P500種株価指数は上昇した一方、ナスダック総合株価指数は小幅に続落した。4日に決算を発表したブロードコム<AVGO>が急落したことを受け、他の半導体株も売られる格好となり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2%を超す下げとなった。半面、医薬品株や金融株が買われ、NYダウは最高値を更新。メルク<MRK>やゴールドマン・サックス・グループ<GS>が大幅高となった。イスラエルとレバノンが停戦で合意したと伝わったことも米株式相場には支援材料となったが、東京市場においては前日の段階ですでに織り込み済みの材料である。大阪取引所の夜間取引で日経平均先物6月限は6万7610円で終了。5日朝方の東京市場で日経平均はこの水準が意識される見通しだ。

 ソフトバンクグループ<9984.T>が2日に上場来高値をつけた後、利益確定売りに押されており、前日の下落率は11%を超えた。同社株は25日移動平均線の上方カイ離率が一時37%台まで上昇。前日時点で13%台後半まで低下したが、依然として買われ過ぎとされる10%超の水準にある。同社傘下のアーム・ホールディングス<ARM>は前日に下落している。ソフトバンクGが軟調に推移すれば、日経平均に下押し圧力を掛けることになるだろう。もっとも、日本時間の5日夜には米国の5月雇用統計が公表される予定で、ポジションを一方向に傾けにくい地合いにもある。個別材料株の物色が主体となり、全体的には模様眺めのムードが広がると想定される。

 4日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比874ドル86セント高の5万1561ドル93セントと大幅反発。ナスダック総合株価指数は同23.02ポイント安の2万6830.95だった。

 日程面では国内では4月家計調査と4月毎月勤労統計が寄り前に公表される。財務省は3カ月物国庫短期証券の入札を実施する予定。4月景気動向指数速報値も発表される。海外ではインド準備銀行(中央銀行)が政策金利を決定。1~3月期のユーロ圏実質GDP(国内総生産)の確報値が発表される。米国では雇用統計のほか、4月消費者信用残高の発表も控えている。

出所:MINKABU PRESS


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