午後:債券サマリー 先物は反発、引けにかけて上げ幅広げる


 9日の債券市場で、先物中心限月6月限は反発。前日の米債券安を受けて売りが先行したものの、引けにかけては需給の引き締まりを意識した買いで上げ幅を広げた。

 米連邦準備理事会(FRB)が年内にも利上げに踏み切るとの観測が高まっていることを背景に、8日の米長期債相場が続落(金利は上昇)した流れが東京市場に波及。この日の時間外取引でも米長期金利が高止まりしていたことが影響し、債券先物は午前9時30分すぎに128円31銭まで軟化する場面があった。ただ、イランとイスラエルが相互への攻撃停止を表明したことで米原油先物の上昇が一服し、インフレ懸念が和らいだことから追随売りは広がらず。あす財務省が実施する30年債入札を控えた持ち高調整の売りは午前で一巡したようで、午後に入ると先物はプラス圏に浮上した。ロイター通信が関係筋の話として「日銀は6月の金融政策決定会合で点検する国債買い入れ計画で、2027年4月以降について減額の一時停止を検討する見通し」と伝えたことで上げに弾みがつき、引け間際には一時128円86銭まで上伸した。

 先物6月限の終値は、前日比30銭高の128円81銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時の時点で前日に比べて0.050%低い2.665%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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