9日の株式相場見通し=大幅反発、米半導体株切り返し不安心理後退


 9日の東京株式市場は半導体関連株などを中心に買い戻され、日経平均株価は大きく切り返す展開が見込まれる。前日は一時3000円を超える急落に見舞われ、大引けでも2500円あまり水準を切り下げる波乱の地合いとなったが、きょうはリスクオフの巻き戻し局面に移行する公算が大きい。前日はアジア株市場が全面安で、韓国KOSPIは一時サーキットブレーカーが発動され終値で8.3%安に売り込まれた。しかし、欧州株市場では独DAXや仏CAC40は下げたものの、全体としては高安まちまちで過度にリスク回避ムードには傾くことはなかった。WTI原油先物価格が上げ幅を縮小するなか、欧州各国の株式市場も朝安後は漸次戻り足を示している。米国株市場ではNYダウが小幅に続落したもののハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の方は反発した。特に前週末に急落した半導体セクターの主力銘柄が軒並みリバウンドに転じ、投資家のセンチメント改善につながった。インテル<INTC>が11%を超える急反発、マイクロン<MU>も10%近い上昇で切り返している。一方、インフレに対する警戒感は拭えず、FRBが年内利上げに動くとの思惑から長期金利が上昇し、全体相場の上値を重くした。きょうの東京市場では米半導体株が持ち直したことはポジティブ材料となる。前週後半から週明けまでの直近3営業日で日経平均は4400円近く水準を切り下げていただけに戻り余地は大きく、225先物に牽引される形で6万5000円台半ばから後半での推移が予想される。

 8日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比80ドル77セント安の5万0786ドル01セントと続落。ナスダック総合株価指数は同220.23ポイント高の2万5929.66だった。

 日程面では、きょうは5月のマネーストック、6カ月物国庫短期証券の入札、5月の工作機械受注額・速報値など。海外では5月の中国貿易統計、6月の独ZEW(欧州経済研究センター)景気予測指数、4月の米貿易収支、4月の米卸売在庫・売上高、5月の全米自営業者連盟(NFIB)中小企業楽観度指数、5月の米中古住宅販売件数、米3年物国債の入札など。

出所:MINKABU PRESS


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