東京株式(大引け)=1237円安、米CPI発表控え利食い急ぎの動き誘発


 10日の東京株式市場はリスク回避ムードが再び強まり、日経平均株価は先物主導で下げ幅を広げる展開に。一時1600円超に売られる場面もあった

 大引けの日経平均株価は前営業日比1237円36銭安の6万4179円27銭と大幅反落。プライム市場の売買高概算は25億3581万株、売買代金概算は11兆3336億円。値上がり銘柄数は835、対して値下がり銘柄数は694、変わらずは35銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の米国株市場で半導体株が売られたことに加え、中東情勢が再び緊迫の度合いを強めたことで地政学リスクが再燃、投資家のセンチメントが低下した。日本時間今晩開示される5月の米CPIの内容を見極めたいとの思惑も買いを手控えさせた格好だ。米CPIが4月から伸び率が加速するとみられており、事前に織り込みが進んでいるとはいえ、FRBによる年内利上げの可能性が意識され、株式市場には向かい風となることが予想されている。これまで相場を牽引してきたAI・半導体関連に利食い急ぎの動きが観測され、全体指数押し下げに作用した。ただ、個別は買いが優勢となる銘柄も少なくない。値上がり銘柄数は800あまりに達し、全体の53%と過半を占めた。売買代金は11兆3000億円台で前週3日以来の水準を回復した。

 個別では、キオクシアホールディングス<285A.T>が大幅安、売買代金2位に入った太陽誘電<6976.T>や村田製作所<6981.T>などの電子部品株も急落した。ソフトバンクグループ<9984.T>が大きく下値を探り、フジクラ<5803.T>も売られ、古河電気工業<5801.T>は急落した。任天堂<7974.T>が安く、SUMCO<3436.T>の下げも目を引く。武蔵精密工業<7220.T>はストップ安、ファーマフーズ<2929.T>も大きく売り込まれた。浜松ホトニクス<6965.T>、アンリツ<6754.T>、リガク・ホールディングス<268A.T>なども大幅安。

 半面、東京エレクトロン<8035.T>が商いを伴い上昇、レーザーテック<6920.T>もしっかり。SCREENホールディングス<7735.T>も買いが優勢だった。三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が頑強な値動きを維持し、ファーストリテイリング<9983.T>が上値追い、リクルートホールディングス<6098.T>も堅調だった。川崎重工業<7012.T>もしっかり。ベステラ<1433.T>が急騰、松風<7979.T>、富士急行<9010.T>も値を飛ばした。日本トムソン<6480.T>が物色人気、寿スピリッツ<2222.T>、オープンハウスグループ<3288.T>なども大きく上昇した。

出所:MINKABU PRESS


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