11日の株式相場見通し=下値模索続く、米株安とSQ絡みの売りも警戒


 11日の東京株式市場はリスク回避の流れが続き、日経平均株価は下値模索が続きそうだ。下げ幅も1000円を超える深押しとなり、6万3000円台を巡る攻防も想定される。前日の欧州株市場はドイツの主要株価指数であるDAXが約1%の下げで4日続落となるなど調整色を強めており、日米の株式市場と同様にAI・半導体関連株への売り圧力が強い。この日は半導体大手インフォニオンテクノロジーズなどへの売りがかさみ投資家心理を冷やした。一方、米国株市場でも軟調地合いに拍車がかかっている。NYダウはほぼ安値引けで、フシ目の5万ドル大台をおよそ3週間ぶりに下回って取引を終えた。中東情勢は戦闘終結に向けた期待がしぼんでおり、地政学リスクを警戒した売りが全体相場を押し下げた。また、スペースX<SPCX>のIPOを控え、同社株への投資資金確保のための換金売りが、AI関連や半導体セクターの株価を押し下げるという状況が続いている。この日発表された5月の米CPIは前年同月比4.2%上昇と高水準だった。事前に織り込みが進んでいたとはいえインフレ懸念を強める内容で、FRBによる年内利上げの可能性を改めて意識させ、株式市場にはネガティブに作用した。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の下落率は2%近くに達しダウを上回ったほか、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3.6%安と更に下げがきつい。東京市場では米株安を引き継ぎリスクオフの地合いが避けられず、週末のメジャーSQ算出を前にオプション絡みの売り仕掛けも警戒される。

 10日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比953ドル33セント安の4万9918ドル78セントと大幅反落。ナスダック総合株価指数は同509.33ポイント安の2万5169.50だった。

 日程面では、きょうは週間の対外・対内証券売買契約、2026年4~6月期法人企業景気予測調査、5月のオフィス空室率、5月の投信概況など。海外ではトルコ中銀が政策金利決定、ECB理事会の政策金利発表とラガルドECB総裁の記者会見、5月の米生産者物価指数(PPI)、週間の新規失業保険申請件数など。

出所:MINKABU PRESS


本画面にて提供する情報について
本画面に掲載されている情報については、(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドが配信業者です。
本サービスに関する著作権その他一切の知的財産権は、著作権を有する第三者に帰属します。情報についての、蓄積・編集加工・二次利用(第三者への提供等)・情報を閲覧している端末機以外への転載を禁じます。
提供する情報の内容に関しては万全を期していますが、その内容を保証するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切責任を負いかねます。
本サービスは、配信情報が適正である事を保証するものではありません。また、お客様は、本サービスを自らの判断と責任において利用するものとし、お客様もしくは第三者が本サービスに関する情報に基づいて判断された行動の結果、お客様または第三者が損害を被ることがあっても、各情報提供元に対して何ら請求、また苦情の申立てを行わないものとし、各情報提供元は一切の賠償の責を負わないものとします。
本サービスは予告なしに変更、停止または終了されることがあります。

本サービスを提供するのは金融商品取引業者である内藤証券株式会社 (加入協会:日本証券業協会 (一社)第二種金融商品取引業協会)(登録番号:近畿財務局長(金商)第24号)です。