12日の株式相場見通し=続急伸、イラン戦闘終結期待で半導体株中心に買い戻し


 12日の東京株式市場で、日経平均株価は続急伸の見通し。6万6000円台に乗せた後、強調展開となると予想される。

 11日の米株式市場で主要株価3指数は揃って大幅に上昇。前の日に急落したNYダウは往って来いとなり5万ドル台を回復した。ナスダック総合株価指数の上昇率は2.5%、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は7.9%に上り、マイクロン<MU>やマーベル・テクノロジー・グループ<MRVL>、サンディスク<SNDK>などが10%を超す急騰となった。トランプ米大統領が自身のSNSを通じ、同日の晩に予定していたイランに対する攻撃を中止すると表明。更にイラン側との協議に関し、同国の指導部に持ち込まれ、承認されたと明らかにした。トランプ米大統領は記者団に対して、戦闘終結に向けた覚書の署名式を今週末に開く意向も示している。イラン側の反応など不透明要因は残ったままだが、マーケットはトランプ氏のSNS投稿と発言に大きく反応する形となり、米原油先物相場が下落。米長期金利は低下し、主力株に対しては買い戻しが優勢となった。大阪取引所の夜間取引で日経平均先物9月限は6万6540円で取引を終えた。11日の清算値との比較で2060円高となっている。

 きょうは株価指数先物・オプション6月物の特別清算指数(メジャーSQ)算出日となる。これまで日経平均は値幅の大きな上下動を繰り返しており、SQ値の着地点が計りにくい状態となっていた。外部環境を受けて株式への選好姿勢が強まるなかで、きょうは寄り付きの段階で先物・オプションがらみの需給要因が加わる形となる。一部の値がさ株が高く始まり、現物の株価指数がSQの市場推定値を下回る展開となると、「幻のSQ」のアノマリーが意識されるようになり、日本株の上値を一定程度抑制する恐れもあるが、これが杞憂に終われば6万7000円を試す動きとなることも見込まれる。

 11日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比929ドル97セント高の5万0848ドル75セントと大幅反発。ナスダック総合株価指数は同640.15ポイント高の2万5809.65だった。

 日程面では国内では取引時間中に4月の鉱工業生産(確報値)が開示される。海外ではスペースⅩ<SPCX>のナスダックへの新規上場が予定されており、市場の注目を集めている。このほか、6月の米消費者態度指数(ミシガン大学調査・速報値)などの発表を控えている。

出所:MINKABU PRESS


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