<動意株・16日>(大引け)=野村日半導、岡本硝子、ノリタケ、多摩川HDなど


 NEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型上場投信<200A.T>=4連騰で最高値街道。「日経半導体株指数」に連動する仕組みで組成されたETFで、キオクシアホールディングス<285A.T>や東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>など半導体主力30銘柄で構成されている。AI・半導体関連相場の指標的な役割を示すETFとして投資家の注目度は高い。前日の米国株市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が大幅高で最高値を更新したことを受け、これに追随する展開となっている。きょうは高値5988円まで買われ、6000円大台ライン突破を指呼の間に捉える場面があった。

 岡本硝子<7746.T>=後場物色の矛先向かいストップ高。正午ごろ、国内自動車メーカーが発売したプレステージ・ブランドに同社製レンズが採用されたと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。詳細は明らかにされていないものの、同件の業績への貢献が期待されている。

 ノリタケ<5331.T>=後場一段高。同社はきょう、研磨剤として使用されるレアアース酸化物である酸化セリウムの使用量を大幅に低減できるガラス基板用研磨パッド「AQUCERIA」を開発したと発表。これが材料視されているようだ。この製品は、酸化セリウムをパッドに内包する構造としたことで、研磨剤スラリーを使用せず、水のみでの研磨が可能。先端半導体パッケージ向けガラス基板の研磨に加え、イメージセンサー、ハードディスク向けガラス基板、光学ガラスの研磨など幅広い用途への適用が可能だとしている。

 多摩川ホールディングス<6838.T>=ストップ高人気。15日取引終了後、26年10月期連結業績予想について売上高を66億2000万円から69億5000万円へ、純利益を7億3000万円から18億3500万円へ上方修正すると発表した。配当予想も5円から10円(前期5円)に増額した。これを好感した買いが膨らんでいる。主力の電子・通信用機器事業において社会インフラでの主力製品の量産フェーズへの移行、モバイルインフラでの大口受注などの要因に加えて、生産が順調に推移しているため。また、海外現地法人が保有するシンガポールのアドバリュー・テクノロジーズ株について、国際会計基準への移行に伴い、今期から評価差益を金融収益として計上している影響も織り込んだ。なお、今期から会計基準を変更したため前期との比較はない。

 Terra Drone<278A.T>=物色人気にストップ高。15日取引終了後、ウクライナの迎撃ドローン企業「アメイジング・ドローンズ」と「ウィニーラボ」の買収を発表した。欧州の防衛事業拠点として新設したエストニア子会社の傘下に2社を置き、連結孫会社とする。テラドローンは2社の持ち分を取得することを今春に発表していたが、その際は持ち分比率を明らかにしておらず、今回50%の持ち分を保有していることを明らかにした。また、ウクライナの固定翼型無人航空システムメーカー「ベソマー」との間で合弁会社設立に向けた準備を始めることも発表した。27年1月期中の設立を予定する。出資比率は非開示。この合弁会社を通じて偵察用ドローン「Terra C1」をはじめとする無人航空システムや防衛ソリューションの提供・開発を行う。これらの適時開示が材料視されているようだ。同時に発表した第1四半期(2~4月)連結決算は、売上高が10億1000万円(前年同期比6.6%増)、営業損益が4億3400万円の赤字(前年同期2億8300万円の赤字)だった。あわせて、新株予約権の発行で約145億円(手取り概算額)を調達することを明らかにした。

 北川精機<6327.T>=上げ足強めストップ高。5日・25日移動平均線が3500円近辺で絡み合いゴールデンクロスを目前に捉えるが、この両移動平均線を一足先にマドを開け上放れ戻り足を鮮明としている。同社はプリント基板の真空プレス機を主力製品として手掛け、特にAIサーバー向け銅張積層板(CCL)成形用真空大型プレス機への引き合いが高水準で収益を押し上げている。26年6月期営業利益は前期比30%増の8億1000万円と高変化を見込むが、市場では進捗率を考慮して増額修正余地が大きいとの見方が強い。場合によっては08年6月期の営業利益8億7300万円を上回り、18期ぶりの過去最高利益更新となる可能性も意識されているもようで、時価は調整十分で値ごろ感からの買いを誘導している。

 ジーデップ・アドバンス<5885.T>=底値圏から急浮上。人工知能(AI)領域でハード・ソフト(ソリューション)両分野の開発を手掛けるが、業績は絶好調に推移している。米半導体大手エヌビディア<NVDA>のエリートパートナーとして存在感を示すほか、マクニカホールディングス<3132.T>と連携してAIロボットの開発支援パッケージ「ROBODEV(ロボデブ)」の提供を行うなど、フィジカルAI関連の一角としてもマーケットで認知されている。そうしたなか、15日取引終了後に26年5月期業績の修正を発表、営業利益は従来予想の10億円から11億1700万円(前の期比33%増)に増額しており、年間配当も従来計画に8円上乗せし44円とすることを発表した。営業利益、配当ともに前期2度目の上方修正で、これを手掛かり材料に上値を見込んだ投資資金を呼び込んでいる。

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出所:MINKABU PRESS


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