<注目銘柄>=ヤマトHD、原油相場の上昇一服で資金回帰へ


 ヤマトホールディングス<9064.T>の出遅れが顕著となっている。原油高による業績懸念が後退するなかで、反騰機運の高まりに期待したい。

 同社は宅配便最大手。人手不足という構造的な問題を抱える運輸セクターには3月以降、ホルムズ海峡の事実上の封鎖に端を発した原油相場の上昇という懸念材料が加わる形となっていたが、米国とイランが和平で合意したことを受け、足もとで原油相場には下落圧力が掛かっている。配達料の値上げに踏み切ったヤマトHD傘下のヤマト運輸の月次取扱数量は前年割れが続いているものの、EC関連の物流量が増加するなかで、サービス品質を維持するためには妥当な戦略と考えられ、同業他社の値上げの動きがあれば、値上げ後の客離れの影響は緩和に向かうと想定できる。

 27年3月期の売上高は前期比2.8%増の1兆9180億円、経常利益は同60.0%増の420億円を計画。PBR(株価純資産倍率)は1倍を下回っている。株価は年初来で20%安となっているが、1700円近辺では押し目買い意欲を感じさせる。(フョードル)

出所:MINKABU PRESS


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