<動意株・22日>(前引け)=荒川化、テラプローブ、倉元


 荒川化学工業<4968.T>=大幅高4連騰で新値街道をまい進。時価は2017年12月以来約8年半ぶりの高値圏を走っている。ロジン(松脂)を活用した技術を核にファイン・エレクトロニクス分野で需要を獲得。特にAIデータセンター向けの先端半導体材料の洗浄剤などで時流を捉えている。業績は25年3月期を境に収益回復トレンドが目覚ましい。営業利益は2.4倍増益を達成した26年3月期に続き、27年3月期も前期比32%増の33億円予想と快調だ。AI関連の高成長株でありながら、PBRが0.7倍台と解散価値を大きく下回っていることで見直しムードが急速に高まっている。

 プローブカード関連株=テラプローブ<6627.T>が急騰を演じる。また、日本マイクロニクス<6871.T>、日本電子材料<6855.T>など半導体検査用プローブカードを手掛ける銘柄に投資金が集中し軒並み大幅高。生成AIの急成長を背景にAI半導体の需要が沸騰状態にあるが、特にGPU(画像処理半導体)とセットで搭載されるHBM(高帯域メモリー)の世代交代に伴う需要が高水準で、これに伴う最先端半導体などに対する検査ニーズの高まりが関連銘柄の株価を強く刺激している。日本マイクロはモルガン・スタンレーMUFG証券が今月11日に目標株価を1万9000円に引き上げるなど、今の好収益環境を裏付けている。

 倉元製作所<5216.T>=急動意。前週末19日の取引終了後に、子会社KURAMOTOペロブスカイトが、中国ポリロックス・ケミカル(広東聚石化学)グループのポリロックス・ケミカル(香港)と「ペロブスカイト太陽電池プロジェクト投資枠組み協定書」を締結することを決議し、協定書締結に先立ち30万ドルの前受金を受け取ったと発表したことが好感されている。倉元は、ペロブスカイト太陽電池のガラス・フィルム型両用プラントに係る設備投資を進めているが、事業の本格的な量産体制の構築及び事業化には今後も追加的な資金、技術・製造ノウハウ、販売・調達ネットワークなどの経営資源が必要となることから、複数の事業パートナーとの協業可能性を検討していた。本協定書の締結により、ポリロックスグループとの正式契約の交渉を進めるとしているが、協定書は正式契約ではなく、ポリロックスグループによる出資実行、前受金の増資払込金または出資金への充当、合弁事業化などを保証するものではないとしている。なお、同件が26年12月期業績に与える影響は精査中としている。

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出所:MINKABU PRESS


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