午後:債券サマリー 先物は小幅続落、5年債入札の低調な結果が影響


 23日の債券市場で、先物中心限月9月限は小幅ながら4日続落。朝方の売りが一巡したあとプラス圏に浮上する場面もあったが、5年債入札の結果が低調だったことが分かると上値が重くなった。

 年内の米利上げ観測が高まっていることを背景に、22日の米長期債相場が反落(金利は上昇)した流れが東京市場に波及。また、同日のニューヨーク市場でドル円相場が一時161円93銭まで上伸したことで、輸入物価の上昇を通じたインフレ圧力の高まりが意識されたこともあり、債券先物は寄り付き直後に一時127円46銭まで下押した。ただ、その後は時間外取引での米長期金利の上昇一服を手掛かりに切り返し。日経平均株価が朝高後に軟化したことも債券の買い手掛かりとなり、午後の寄り付き直後には127円73銭をつけた。とはいえ、財務省が実施した5年債入札の結果で需要の乏しさが示されると再び売りが流入。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)は6銭と前回(5月18日)の4銭から拡大し、投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.11倍と前回の3.22倍を下回ったことが影響した。

 先物9月限の終値は、前日比3銭安の127円59銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時の時点で前日に比べて0.005%高い2.675%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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