午後:債券サマリー 先物は続伸、長期金利2.620%に低下


 25日の債券市場で、先物中心限月9月限は続伸。エネルギー輸送の停滞が解消に向かうとの観測を背景に、前日の米長期債相場が続伸(金利は低下)した流れが東京市場に波及した。

 トランプ米大統領は24日、自身のSNSに「イランが米国に対し、ホルムズ海峡を通航する船舶への通航料を要求していないと伝えてきた」と投稿。同日にはロイター通信が「国連の専門組織である国際海事機関(IMO)は、ホルムズ海峡で複数の船舶の通過を確認した」と伝え、米原油先物相場が続落したことからインフレ圧力が和らぐとの見方が広がった。前日に米長期金利が約1カ月半ぶりの低水準をつけたことが円債の追い風となり、債券先物は買い優勢でスタート。日経平均株価が大幅反発となるなか、年金基金などが資産配分(基本ポートフォリオ)を最適化するために債券買いに動くとの思惑もあり、午後0時40分すぎには一時128円08銭まで上伸した。その後は財務省が実施した20年債入札の弱い結果が影響する場面もあったが、時間外取引での米原油先物の落ち着きを横目でみながら堅調に推移した。なお、20年債入札の結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が24銭と前回(5月20日)の4銭から拡大し、投資家需要の強弱を反映する応札倍率は2.97倍と前回の4.01倍を下回った。

 先物9月限の終値は、前日比34銭高の128円03銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時の時点で前日に比べて0.040%低い2.620%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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