午前:債券サマリー 先物は続落、円安によるインフレ圧力の高まりを意識


 30日の債券市場で、先物中心限月9月限は続落。外為市場でドル高・円安が進んでいることを受け、輸入物価の上振れを通じたインフレ圧力の高まりを意識した売りが優勢だった。

 ドル高・円安の進行は年内の米利上げ観測に加え、米国とイランの攻撃応酬で和平協議が進んでいないことがあるもよう。イラン外務省のバガイ報道官は29日、向こう数日間にイランと米国の協議が予定されている事実はないと述べている。また、共同通信が「政府が7月に策定する経済財政運営の指針『骨太方針』に、経済成長の実現に向け『適切な金融政策運営が行われることも非常に重要だ』と明記する方針を固めたことが27日分かった」と報じたことも尾を引いている様子。日銀のインフレ対応が後手に回る「ビハインド・ザ・カーブ」が警戒されるなか、債券先物は午前10時40分すぎに一時127円81銭まで軟化した。なお、きょうは2年債入札が実施される。

 午前11時の先物9月限の終値は、前日比21銭安の127円83銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.030%高い2.665%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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