30日の株式相場見通し=大幅続伸、米ハイテク株高受け不安心理後退


 30日の東京株式市場は大幅続伸する公算が大きい。1000円を超える上昇で7万円台を回復する可能性が高そうだ。前日の欧州株市場は高安まちまちながら、ドイツやフランスなどGDP上位国の市場は総じて売りに押された。引き続き中東情勢を巡り不透明感が漂うなか、積極的な買いが入りにくい状況に。ここ原油市況安を背景に低下基調にあった長期金利が足もとで下げ止まったことも、株式の割安感を後退させた。

 一方、米国株市場ではリスク選好の流れを取り戻している。NYダウが反発し、2週間ぶりに史上最高値を更新した。ここ調整色の強かったAI・半導体関連株に買い戻しが目立つ展開で、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も6日ぶりに大幅反発した。個別では半導体製造装置最大手のアプライド・マテリアルズ<AMAT>が急騰したほか、グーグルを傘下に持つアルファベット<GOOGL>が大きく買われ、市場センチメント改善に貢献した。米国とイランが数日以内にカタールのドーハで実務レベルの会合を開き、戦闘終結に向けた協議を進めると報じられたことも、投資家の不安心理を和らげたとの見方がある。

 東京市場では、米ハイテク株高を受け半導体セクターなどを中心に買い戻す動きが顕在化しそうだ。日本時間今晩に開示される5月の米雇用動態調査(JOLTS)や週後半発表の6月の米雇用統計などの重要指標を前に、この内容を見極めたいというニーズはあるものの、きょうはショート筋の買い戻しなどが寄与して、終始上値指向の強い地合いが想定される。

 29日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比306ドル63セント高の5万2182ドル74セントと反発。ナスダック総合株価指数は同522.52ポイント高の2万5820.14だった。

 日程面では、きょうは5月の失業率、5月の有効求人倍率、5月の鉱工業生産指数(速報値)、5月の建機出荷、5月の自動車輸出実績、5月の住宅着工統計など。海外では6月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)、6月の中国非製造業PMI、6月の米消費者信頼感指数、6月の米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)、5月の米雇用動態調査(JOLTS)など。

出所:MINKABU PRESS


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