3日の株式相場見通し=日経平均は続落、半導体関連以外への資金シフトが続く


 3日の東京株式市場で、日経平均株価は続落する見通しだ。想定レンジは6万7500~6万8500円。一方、TOPIXは堅調な展開が見込まれる。

 米労働省が2日に発表した6月の雇用統計で、非農業部門雇用者数は5万7000人増となり、市場予想を大きく下回った。4月と5月の非農業部門雇用者は下方改定された。失業率は4.2%となり、5月の4.3%から低下している。金融市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げ観測が後退し、同日の米債券市場は短縮取引のなかで長期金利が低下した。通常取引だった米株式市場では金利低下を追い風にNYダウが最高値を更新した半面、ナスダック総合株価指数は下落。これまで上昇が顕著となっていた半導体関連から、それ以外のセクターに資金をシフトさせる動きがみられた。米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の下落率は5%超と連日の大幅安となっている。アップル<AAPL>が中国製の半導体メモリーを調達する可能性について米ブルームバーグ通信が1日に報じたことを背景に、2日のアップルの株価は上昇したものの、半導体株への売り圧力は一段と強まった。半導体メモリーのサンディスク<SNDK>は14%安となっている。

 これらの外部環境を受けて東京市場ではキオクシアホールディングス<285A.T>をはじめとする半導体関連株への売りが優勢となり、日経平均は軟調推移を余儀なくされそうだ。連日激しい動きをみせる韓国株を注視しながらの展開となることが想定される。今晩の米国市場は独立記念日の振り替え休日のため休場となり、海外投資家の一部は休暇入りしたとみられている。市場参加者が通常よりも少ないなかで先物への仕掛け的な売買により、現物指数が上下動する可能性にも留意が必要だ。ただし、出遅れていた内需株やバリュー株へのセクターローテーションが継続するとの期待感は高く、TOPIXの底上げに寄与するとみられている。

 2日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比594ドル83セント高の5万2900ドル07セントと反発。ナスダック総合株価指数は同207.36ポイント安の2万5832.67だった。

 日程面では国内では主要な経済指標の発表はなく、アスクル<2678.T>や霞ヶ関キャピタル<3498.T>、マルマエ<6264.T>が決算を発表する。海外では中国でRatingDogによる6月のサービス業PMIや、ユーロ圏の6月サービス業PMI(確報値)などが公表される予定。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁や英イングランド銀行(中央銀行、BOE)のベイリー総裁の発言機会がある。米国市場は休場となる。

出所:MINKABU PRESS


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