<注目銘柄>=スターゼン、国策追い風に和牛輸出で海外事業急拡大へ


 食肉卸大手のスターゼン<8043.T>は75日移動平均線を上抜け、戻りを試す展開に入っている。PBRは0.7倍台で割安感があり、上値余地が大きそうだ。配当利回りは4%を超えているうえ、保有株式数と保有期間に応じた株主優待も充実している。

 今期の連結営業利益予想は92億円(前期比5.0%増)と2期ぶりに過去最高益を更新する見通しだ。和牛の輸出に注力するほか、ハンバーグやローストビーフなど加工食品の強化に取り組む。中期経営計画では海外事業の30年3月期経常利益目標として24億円を掲げた。これは26年3月期の4倍以上の水準に当たる。国産和牛の輸出能力向上やオーストラリア産のいわゆる「Wagyu」の生産拡大・品質向上により達成を目指す。

 政府は2030年に農林水産物・食品の輸出額を5兆円(25年は1兆7005億円)に拡大するため、「農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略」を進めている。同戦略の輸出重点品目の1つに牛肉が選ばれており、輸出額は比較可能な22年以降、毎年2ケタ伸長と勢いがある。そんななか、スターゼンのグループ会社が取り組む「スターゼンミートコンソーシアム」は政府のフラッグシップ輸出産地に選定されており、商談や販促物の作成などで恩恵を受けている。(如水)

出所:MINKABU PRESS


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