10日の株式相場見通し=続伸し6万9000円台へ、ファストリ株の反応に注目


 10日の東京株式市場で、日経平均株価は続伸する見通し。6万9000円台に乗せて推移すると想定される。

 9日の米株式市場で主要株価3指数はそろって上昇。上昇率はナスダック総合株価指数が1%超、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が3%超となった。米軍はイランへの攻撃を実施した後、完了したと発表。トランプ米大統領はイランに対する強硬的な姿勢を示すことはなく、米原油先物相場の上昇が一服した。これを受けてインフレ懸念が和らぎ、米長期金利の上昇も一服。主力株への買い戻しを誘う格好となった。また、米国預託証券(ADR)の上場を10日に控える半導体メモリーの韓国SKハイニックス<SKHY>について、旺盛な投資家需要があったと伝わり、半導体株への選好姿勢も強まった。シカゴ市場で日経平均先物9月限は6万9010円で終了。朝方の東京市場ではこの水準が意識され、半導体関連株への買いが入る形で日経平均は上昇スタートになると見込まれる。

 10日は国内ではETF(上場投資信託)の分配金拠出に伴う売り需要が出るとみられている。更に、7月限の日経平均先物ミニ・オプションのSQ(特別清算指数)の算出日とあって、現物・先物・オプションともに需給要因で価格が上下に振れやすい一日となる。一方、ファーストリテイリング<9983.T>が9日の引け後に通期の業績予想を上方修正し、同社株はPTS(私設取引システム)で上昇した。セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>も同じく通期の業績予想を引き上げており、小売各社の業績期待が膨らみつつあることは、全体相場のサポート要因となりそうだ。独フォルクスワーゲンとの提携交渉が海外メディアで報じられた日産自動車<7201.T>の値動きにも関心が集まる。引け後には安川電機<6506.T>の四半期決算発表が予定されており、投資家の注目度が高い。取引終盤は様子見ムードが強まるだろう。

 9日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比139ドル02セント高の5万2487ドル41セントと3日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同336.23ポイント高の2万6206.89だった。

 日程面では寄り前に6月の企業物価が公表される予定。安川電のほかイオン<8267.T>や良品計画<7453.T>などの決算発表が控える。海外ではドイツの6月消費者物価指数(確報値)が公表されるほか、欧州連合(EU)経済・財務相(ECOFIN)理事会が開かれる。

出所:MINKABU PRESS


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