外為サマリー:160円60銭前後で推移、日銀総裁の会見待ち


 31日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=160円60銭前後と前日の午後5時時点に比べて3円10銭強のドル安・円高となっている。

 ドル円相場は前日のニューヨーク市場で一時157円90銭台と5月中旬以来の水準まで急落し、市場では日本の通貨当局による円買い介入や米通貨当局が介入の前段階である「レートチェック」を行ったとの観測が広がった。ただ、この日の東京市場では国内輸入企業をはじめとした実需筋のドル需要などが意識されたことから下げ渋る展開。ベッセント米財務長官が米FOXビジネスのインタビューで「円は非常に過小評価されており、極めて安い」と述べたことが伝えられドル売り・円買いが増える場面もあったが、日経平均株価の大幅高を受けたリスク選好的なドル買い・円売りが断続的に流入した。日銀金融政策決定会合で政策金利の据え置きが決まり、利上げ票が1票にとどまったことが分かると、ややハト派的との見方から午後0時10分ごろに160円87銭をつけた。ただ、その後は夕方に行われる植田和男総裁の記者会見を見極めたいとして戻り一服となり、国内物価の上昇リスクが意識されるなかでどのようなメッセージを発信するかに関心が集まっていた。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1506ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0070ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=184円80銭前後と同2円45銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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