午後:債券サマリー 先物は反落、日銀の早期利上げを意識


 3日の債券市場で、先物中心限月9月限は反落。米東部時間7月31日に日米が協調して為替介入を実施したことが明らかとなり、米国から日銀への利上げ要求が強まるとの見方が広がった。

 前週末に米原油先物相場が上昇し、つれて米長期金利が一時4.74%と約1年半ぶりの高水準をつけた流れが東京市場に波及。また、日銀の植田和男総裁が7月31日夕の記者会見で「これまで以上に物価の上振れリスクを意識する必要がある」などと述べ、タカ派色を強めたことも重荷となった。加えて、この日の朝方に片山さつき財務相が「米東部時間7月31日に米財務省と協調して円買い介入を実施した」との談話を発表し、更なる協調介入を実施することも躊躇(ちゅうちょ)しないと強調したことも影響。同時にベッセント米財務省長官もSNSに「今後の協調介入にも躊躇なく参加する」と投稿しており、市場では米国に協調してもらった以上、日銀の早期利上げを望む米国の要求をのまざるを得なくなるとの思惑が広がった。債券先物は午後1時30分ごろに126円63銭をつけたあとは下げ渋ったものの、あす4日に財務省による10年債入札を控えた動きにくさもあって戻りは限定的だった。

 先物9月限の終値は、前週末比36銭安の126円71銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時、前週末に比べて0.040%高い2.830%に上昇した。

出所:MINKABU PRESS


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