富士フイルムは3日ぶり急反落、バイオCDMOの費用先行し4~6月最終益30%減


 富士フイルムホールディングス<4901.T>は3日ぶりに急反落している。6日の取引終了後、27年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表した。売上高が8264億9300万円(前年同期比10.3%増)、最終利益が374億2400万円(同30.4%減)だったとしており、大幅減益を嫌気した売りが出ている。

 半導体材料やデータテープが好調なエレクトロニクス、カメラなどを展開するイメージングは増収増益だったものの、ヘルスケアやビジネスイノベーションの赤字を補い切れなかった。ヘルスケアは米国においてバイオCDMOの新規大型設備の稼働開始に伴う費用が先行。加えて、同国の中小型設備で規制当局による監査へ対応するため計画外停機を実施した。ビジネスイノベーションは基幹システムの刷新に伴う初期費用などが発生した。

 あわせて通期業績予想を修正。売上高予想を3兆4700億円から3兆5600億円(前期比6.0%増)に引き上げた。エレクトロニクスの販売好調などを反映した一方、各利益予想については従来見通しを据え置いた。バイオCDMOの収益立ち上げ遅れや半導体メモリー価格高騰の影響などを織り込んだという。

 また、同時にビジネスイノベーション事業について、パーシャル・スピンオフを含む戦略的選択肢の検討を始めたと開示。スピンオフを実施する場合は2~3年後に行うことを視野に入れ、詳細な内容を検討する。

出所:MINKABU PRESS


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