10日の株式相場見通し=反発、米利上げ観測後退によるハイテク株高は追い風


 10日の東京株式市場は主力株中心に頑強な値動きが予想され、日経平均株価は3日ぶりに反発に転じる公算が大きい。前週末の欧州株市場では、ドイツの主要株価指数であるDAXが続伸し史上最高値を更新したほか、フランスのCAC40も7連騰を記録し最高値、更に欧州主要600銘柄で構成されるストックス・ヨーロッパ600指数は5連騰となり、こちらも最高値を更新した。ドイツではSAPやインフォニオンテクノロジーズなどソフトウェア関連や半導体関連に買いが集まり全体相場を押し上げた。一方、米国株市場でもハイテクセクターを中心に買い戻され、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに反発、ナスダックの指数の上昇率は1.3%弱に達した。注目された7月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比2万3000人減と事前予想に反して5カ月ぶりに減少、5月と6月分についても下方修正されたことは少なからずサプライズとなった。更に賃金の伸び率もコンセンサスを下回った。これらを受けたFRBによる早期利上げ観測後退を背景に長期金利が低下し、株式の相対的な割高感が緩和され投資家心理が強気に傾斜している。なお、機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は最高値を更新した。きょうの東京市場では米ハイテク株高が追い風となりAI・半導体関連銘柄を中心に強調展開が見込める。日経平均は6万6000円台後半を指向する動きが予想され、場合によっては6万7000円台も視野に入りそうだ。

 7日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比151ドル83セント高の5万4036ドル93セントと反発。ナスダック総合株価指数は同342.26ポイント高の2万6690.61だった。

 日程面では、きょうは日銀金融政策決定会合の「主な意見」(7月開催分)、7月の景気ウォッチャー調査など。主要企業の決算発表ではサンリオ<8136.T>、住友金属鉱山<5713.T>などが予定されている。なお、シンガポール市場は休場となる。

出所:MINKABU PRESS


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