<動意株・10日>(前引け)=ノリタケ、日電波、平田機工


 ノリタケ<5331.T>=鮮烈切り返し。7月末を境に底入れ反転の動きを明示したが、前週後半にひと押し入れていた。きょうは3営業日ぶりに改めて大口の買いを呼び込んでいる。一時17.6%高の4185円まで駆け上がる場面があった。同社は陶磁器産業に君臨する森村グループの中核企業として存在感を示すが、食器製造で鍛え上げたセラミックス技術をベースに、自動車向けやAIデータセンター関連の積層セラミックコンデンサー(MLCC)用電子ペーストが高水準の伸びを示しており、マーケットの注目を浴びている。そうしたなか、前週末7日取引終了後に同社は27年3月期第1四半期(26年4~6月)決算の発表と合わせ、通期業績予想の上方修正を発表した。売上高は従来予想の1500億円から1575億円(前期比10%増)、営業利益は115億円から130億円(同17%増)に増額した。更に今期年間配当は、従来計画の100円から120円に上方修正したこともポジティブサプライズとなった。株式分割を考慮すると前期実績からは実質30円の大幅増配となる。配当利回りも3%前後まで高まり、中期スタンスでバリューシフトに動く投資資金を誘引する格好となっている。

 日本電波工業<6779.T>=急反発。前週は底入れ反転後に2000円台後半で踊り場を形成したが、きょうはそこを足場に大きく上放れる展開となっている。水晶振動子や水晶機器など水晶デバイスの専業メーカーだが、抜群の技術力を武器に世界トップクラスの商品シェアを誇る。車載向けでは先進運転支援システム(ADAS)や自動運転分野の技術的進歩を背景に旺盛な需要を獲得。また、AIデータセンター向けでは光トランシーバーやサーバー用の需要が高水準に推移し、収益に大きく貢献している。同社が前週末7日取引終了後に開示した27年3月期第1四半期(26年4~6月)の決算は、営業利益が前年同期比59%増の12億3900万円と絶好調だった。これを受け通期業績予想も上方修正し、同利益は従来予想の40億円から52億円(前期比55%増)に大幅増額している。これを手掛かり材料に投資資金が再攻勢を仕掛け、戻り足を本格化させている。

 平田機工<6258.T>=ストップ高で一気に年初来高値更新。前週末7日の取引終了後、27年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比17.0%増の258億8300万円、経常利益は同2.3倍の38億2200万円となった。大幅な増益で着地しており、見直し買いが入ったようだ。生成AI関連の需要を追い風にウエハー搬送装置が大きく伸長したほか、製品の価格転嫁が進んだ。自動車関連はEV(電気自動車)生産設備が減少した半面、コスト削減効果が表れた。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS


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