午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利一時2.930%まで上昇


 17日の債券市場で、先物中心限月9月限は反落。日銀が早ければ9月の金融政策決定会合で利上げに動く可能性があり、利上げペースの加速も意識されたことで売り圧力が強まった。

 14日の米原油先物相場が米イラン交渉の先行き不透明感を背景に反発し、米インフレ懸念から同日の米長期債相場が反落(金利は上昇)したことが円債の逆風となった。加えて、ロイター通信が14日に「日銀が早ければ9月17~18日の金融政策決定会合で1.25%への利上げを想定していることが複数の関係者への取材で分かった」と報じ、日銀が早期に利上げするとの観測が高まったことも相場を押し下げる要因となった。債券先物は午前10時40分すぎに126円01銭をつけたあとは下げ渋る動きとなったが、この日は財務省による国債入札や日銀の国債買いオペといった需給面でのイベントがなく、手掛かり材料に乏しいことから積極的な買い手は見当たらず。原油高を通じた国内物価の上振れリスクに対する警戒感や、高市早苗政権の財政拡張的なスタンスへの懸念が根強いことも戻りの鈍さにつながったようだ。

 先物9月限の終値は、前週末比32銭安の126円16銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時2.930%と約30年ぶりの水準まで上昇し、午後3時の時点では前週末に比べて0.045%高い2.920%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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