午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利は一時2.885%に上昇


 21日の債券市場で、先物中心限月9月限は反落した。前日のニューヨーク市場での米債券安の流れを引き継いで売りが先行した後は、安値圏でもみ合いを続けた。

 米財務省が国債の買い入れ・消却(バイバック)に関して、買い入れ上限を引き上げると19日に発表し、米金利は低下(債券価格は上昇)したが、20日は一転、低下分を打ち消す格好となった。再びドル買いの流れとなり、円安が進行。インフレ懸念が広がり、円債相場の重荷となった。この日は利付国債の入札や日銀による国債買い入れオペといった需給イベントがなく、手控えムードが広がった。

 日本の総務省が21日に発表した7月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除くコアCPIが前年同月比1.8%上昇となり、伸び率は6月の1.6%から拡大した。市場予想と同水準となったが、日銀の利上げペース加速シナリオが意識される結果となった。

 先物9月限は前営業日比18銭安の126円54銭で終えた。新発10年債利回り(長期金利)は一時2.885%に上昇。午後3時過ぎの時点では2.875%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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