午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利2.890%に上昇


 25日の債券市場で、先物中心限月9月限は反落。前日に米長期金利が低下した流れを引き継ぐ形で始まったものの、上値を追う勢いには乏しく次第に売りに押される展開となった。

 米CNBCは24日、米財務省が先週発表した国債買い戻しの拡大策について、財源として残高1兆ドル近くに及ぶ財務省一般勘定(TGA)を活用する可能性があることが分かったと報道。これを受けて同日の米長期債相場が3営業日ぶりに反発(金利は低下)したことが円債の追い風となり、債券先物は寄り付き直後に126円65銭まで上伸する場面があった。ただ、ベッセント米財務長官が24日にイランに対する新たな経済制裁措置を発表したことなどを背景に、原油高を通じたインフレ圧力の高まりが意識されやすいことから徐々に売りが増加。朝安の日経平均株価が持ち直したことや、時間外取引で米長期金利が上昇に転じたことが重荷となるなか、午後2時前には一時126円41銭まで軟化した。その後は下げ渋る動きとなったが、27日に日銀の氷見野良三副総裁が埼玉県金融経済懇談会で講演するほか、28日には経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長が講演に臨むとあって積極的な買いは入りにくかった。

 先物9月限の終値は、前日比11銭安の126円48銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時の時点で前日に比べて0.010%高い2.890%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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