東京株式(大引け)=130円安、全体伸び悩みも個別材料株への物色目立つ


 27日の東京株式市場で日経平均株価は寄り付き直後に大幅高で6万7000円を目前に捉えたが、そこから急速に下落に転じ、やや値の荒い展開に。持ち直す場面もみられたが買いは続かず、後場に入って再びマイナス圏に転落。そのまま大引けを迎えた。

 大引けの日経平均株価は前営業日比130円18銭安の6万6131円98銭と3日ぶり反落。プライム市場の売買高概算は19億6156万株、売買代金概算は7兆8700億円。値上がり銘柄数は712、対して値下がり銘柄数は769、変わらずは74銘柄だった。

 きょうの東京市場は朝高後に伸び悩んだ。日本時間早朝に発表された米エヌビディア<NVDA>の決算を受け、主力のAI・半導体関連株は朝方こそ高く寄り付いたが、その後は利益確定売りに押された。エヌビディアの5~7月期決算は売上高、純利益とも過去最高を更新し、あわせて開示した8~10月期の見通しも良好。更に来期業績についても強気の見方を示した。AI・半導体株が高安まちまちで日経平均が下げた一方、TOPIXはプラス圏で着地。個別で材料のある銘柄を中心に投資家の物色意欲は根強く、東証グロース市場250指数は2%超高と気を吐いた。日銀の氷見野副総裁による埼玉県金融経済懇談会とその後の記者会見で踏み込んだ発言はなく、相場への影響は限られた。業種別では33業種中18業種が下落。プライム銘柄の値下がり数は5割弱にとどまった。売買代金は引き続き10兆円を下回った。

 個別ではアドバンテスト<6857.T>やディスコ<6146.T>、太陽誘電<6976.T>が軟調。ファーストリテイリング<9983.T>が小安い。リクルートホールディングス<6098.T>やコナミグループ<9766.T>、中外製薬<4519.T>、HOYA<7741.T>のほか、KDDI<9433.T>やキッコーマン<2801.T>、任天堂<7974.T>も値下がりした。レノバ<9519.T>が大幅安。アドバンスクリエイト<8798.T>、サンウェルズ<9229.T>も下落した。

 半面、キオクシアホールディングス<285A.T>が大幅高。ソフトバンクグループ<9984.T>、東京エレクトロン<8035.T>がしっかり、フジクラ<5803.T>やイビデン<4062.T>、TDK<6762.T>も堅調に推移した。サイボウズ<4776.T>やラクス<3923.T>、Sansan<4443.T>が大幅高。第一稀元素化学工業<4082.T>が値を飛ばした。

出所:MINKABU PRESS


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