東京株式(大引け)=93円安、朝安後に下げ渋りTOPIXは8日続伸


 31日の東京株式市場は、朝方は半導体関連を中心にリスク回避ムードが強かったが、その後は戻り歩調を鮮明とし、マイナス圏ながらこの日の高値で着地した。

 大引けの日経平均株価は前営業日比93円63銭安の6万6311円93銭と小反落。プライム市場の売買高概算は26億7487万株、売買代金概算は9兆3583億円。値上がり銘柄数は881、対して値下がり銘柄数は634、変わらずは41銘柄だった。

 きょうの東京市場は、寄り付きは先物主導で下値を試す展開を強いられた。前週末の米国株市場で半導体関連株に売りがかさみ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が大幅安となったことで、その流れが波及した。日経平均株価は一時1500円を超える急落で6万4000円台まで水準を切り下げたが、その後は一貫して戻り足に転じ、後場も下げ幅を縮小。結局プラス圏には届かなかったものの、0.1%強のわずかな下げにとどまった。ウォーシュFRB議長の講演内容に反応した米長期金利の上昇に連動して国内10年債利回りも2.950%まで水準を切り上げたが、全体相場に与える影響は限定的に。韓国KOSPIが朝安後に切り返しており、これも投資家心理の改善に貢献した。値上がり銘柄数は値下がりを上回り、全体の57%を占めた。なお、TOPIXはプラス圏で着地し8日続伸となっている。

 個別では、キオクシアホールディングス<285A.T>が切り返し、フジクラ<5803.T>もしっかり。みずほフィナンシャルグループ<8411.T>などメガバンクも堅調な値動き。ファーストリテイリング<9983.T>がリバウンドに転じ、リクルートホールディングス<6098.T>も上値を追った。トヨタ自動車<7203.T>も買いが優勢だった。壱番屋<7630.T>がストップ高に買われ、クオンツ総研ホールディングス<9552.T>、Appier Group<4180.T>、ストライクグループ<6196.T>などが値を飛ばした。東海カーボン<5301.T>も物色人気。

 半面、アドバンテスト<6857.T>が大きく値を下げ、ディスコ<6146.T>、レーザーテック<6920.T>も下落した。村田製作所<6981.T>も軟調。日立製作所<6501.T>が売りに押され、三菱電機<6503.T>も安い。住友金属鉱山<5713.T>が利食われた。松屋<8237.T>がストップ安に売り込まれたほか、日本エム・ディ・エム<7600.T>、第一稀元素化学工業<4082.T>なども大きく下値を探った。日本製鋼所<5631.T>も大幅安。ソニーフィナンシャルグループ<8729.T>の下げも目立つ。

出所:MINKABU PRESS


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