31日の株式相場見通し=反落、米半導体株安を受け売り優勢の展開に


 31日の東京株式市場は売り優勢の地合いとなることが予想され、日経平均株価は下値を探る展開が予想される。今月中下旬から6万円台半ばを軸とした比較的狭いレンジでのもみ合いが続いているが、きょうは6万6000円大台ラインを巡る攻防が意識されそうだ。前週末の欧州株市場は全面高様相となった。イラン情勢に対する過度な不安心理の後退を背景に原油先物市況が落ち着いた動きとなり、ドイツの主要株価指数であるDAXは4連騰で2週間ぶりに史上最高値を更新した。一方、米国株市場では欧州時間のリスクオンの流れを引き継ぐことができず、NYダウは午前中に買いが先行したものの後半に値を消し、わずかながらマイナス圏で着地。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も反落した。注目されたウォーシュFRB議長のジャクソンホール講演はタカ派的な内容と受けとめられ、早期利上げ観測の高まりから長期金利が上昇し全体相場の重荷となった。特に半導体セクターへの売りが目立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3.5%弱の下落と軟調が目立つ。個別にマーベル・テクノロジー<MRVL>が10%を超える急落となり投資家心理を冷やした。きょうの東京市場では、米半導体株安が向かい風となる。外国為替市場では再び1ドル=160円台に入るなどドル高・円安が進行しているが、これを好感する動きは限定的となろう。米株価指数先物や韓国KOSPIの動向に影響を受けやすい一方、全体の地合いは非AI関連銘柄の値動きがカギを握りそうだ。

 28日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比9ドル45セント安の5万3559ドル99セントと小反落。ナスダック総合株価指数は同138.93ポイント安の2万6402.42だった。

 日程面では、きょうは7月の鉱工業生産(速報値)、7月の商業動態統計、7月の建機出荷、7月の住宅着工統計など。海外では8月の中国製造業・非製造業PMI、4~6月期インドGDP速報値、G7・G20財務相・中央銀行総裁会議(~9月1日)など。なお、英国、フィリピン、マレーシア、ベトナム市場は休場。

出所:MINKABU PRESS


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