2日の株式相場見通し=大幅続落か、原油高と金利上昇でリスクオフ


 2日の東京株式市場はAI・半導体関連株などを中心に売り優勢の地合いとなり、日経平均株価は下値を試す展開となりそうだ。前日まで2日続落ながらいずれも下げ幅は100円未満とわずかだったが、きょうは深押しとなる可能性もある。前日は欧州時間からリスク回避ムードが強まり、ほぼ全面安商状となった。前週末に史上最高値を更新していた独DAXも今週に入って軟化し、前日は1%を超える下げで約1カ月ぶりの安値をつけた。イラン情勢を警戒した原油市況の高騰を背景に、インフレ警戒感が投資家心理を冷やしている。一方、米国ではNYダウなど主要株価3指数が揃って3日続落、そのなかハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の下げがきつく、下落率でダウを上回った。ホルムズ海峡で大型石油タンカー2隻が攻撃を受けたと伝わったほか、米国がイランへの空爆を開始したことが明らかとなりWTI原油先物価格が1バレル=90ドル台まで急上昇、インフレ懸念が一段と高まった。米長期金利は4.80%まで水準を切り上げ、投資家のセンチメントを冷やしている。きょうの東京市場ではこの流れを引き継ぐ公算が大きい。米株市場ではフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2%超の下落となっており、半導体セクターへの逆風が強い。国内でも新発10年債利回りがついに3%台に乗せてきたことで、これを横にらみに神経質な地合いを強いられそうだ。日経平均は6万5000円台割れが意識される場面も想定される。

 1日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比419ドル02セント安の5万2766ドル88セントと3日続落。ナスダック総合株価指数は同271.12ポイント安の2万6099.77だった。

 日程面では、きょうは8月のマネタリーベース、8月の財政資金対民間収支など。このほか、日銀の高田創審議委員が札幌市金融経済懇談会で挨拶(午後に記者会見)を行う。海外ではニュージーランド中銀、カナダ中銀が政策金利を決定するほか、8月のADP全米雇用リポート、7月の米製造業受注、米地区連銀経済報告(ベージュブック)など。

出所:MINKABU PRESS


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