午前:債券サマリー 先物は続落、日銀審議委員の発言を受け早期利上げを意識


 2日の債券市場で、先物中心限月9月限は続落。中東情勢の緊迫化を背景とした米原油先物相場や米長期金利の上昇が影響したほか、日銀の早期利上げが意識されたことが売りにつながった。

 米軍が1日にイランに対して空爆を行ったことで、同日の米原油先物相場は大幅続伸。原油高を通じたインフレ懸念から米長期金利は約1年8カ月ぶりの高水準をつけ、この流れが東京市場に波及した。朝方の売りが一巡したあとは下げ渋る場面もあったが、時間外取引で米原油先物や米長期金利が高止まりしていることから買いは続かず。日銀の高田創審議委員が講演で「一定の利上げの間隔や幅にとらわれることなく、海外環境に加えて国内での金融環境に関する緩和度合いを確認して機動的に対応していく必要がある」と述べたことが伝えられると、債券先物は午前10時50分すぎに一時125円25銭まで下押した。なお、日銀は「残存期間1年以下」「同3年超5年以下」「同10年超25年以下」を対象とする国債買いオペを通知した。

 午前11時の先物9月限の終値は、前日比21銭安の125円34銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.010%高い3.015%と30年ぶりの高水準で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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