外為サマリー:ドル買い戻しで一時156円40銭台に戻す


 28日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=156円34銭前後と前日の午後5時時点に比べて70銭程度のドル安・円高となっている。

 日銀の高田創審議委員が2日の講演で連続利上げや利上げ幅拡大の可能性を示唆したほか、ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事の3日の発言で米利上げ観測が後退していることからドル売り・円買いが入りやすかった。また、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が8月31日に同月21日に経営委員会を開いたと発表したことをきっかけに、GPIFが基本ポートフォリオ(資産構成割合)を見直し、円資産を増やすとの思惑が改めて浮上していることも円買いを後押しし、ドル円相場は朝方に155円20銭台と約1カ月ぶりの水準をつける場面があった。ただ、その後は足もとで急速にドル安・円高が進んだ反動から持ち高調整とみられるドル買い・円売りが流入。片山さつき財務相が4日の閣議後会見で「ベッセント米財務長官はタカイチノミクスを評価しており、日本が進める経済政策に対して米国側から何か要求されたということはない」と述べたことも円の重荷となったようだ。午後には米8月雇用統計の発表を前にしたドルの買い戻しなども入り、一時156円40銭台まで値を戻した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1627ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0025ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=181円79銭前後と同40銭強のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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