東京株式(大引け)=126円安と続落、中東情勢警戒もAI・半導体関連が下値支える


 9日の東京株式市場は方向感の定まらない地合いとなり、日経平均は取引前半は高かったものの、後場に入ると買いが続かず、結局小幅ながらマイナス圏で引けた。

 大引けの日経平均株価は前営業日比126円55銭安の6万5142円78銭と続落。プライム市場の売買高概算は23億29万株、売買代金概算は9兆2303億円。値上がり銘柄数は601、対して値下がり銘柄数は920、変わらずは33銘柄だった。

 きょうの東京市場は、寄り付きに日経平均が安く始まったが、その後は一貫して上値を指向し、前場取引中盤には500円以上高い場面があった。しかし、後場に入ると売り優勢の地合いに変わり、下値を探る展開に。中東で再び地政学リスクが意識されるなか、原油価格が高騰し市場センチメントを冷やした。一方、前日の米国株市場では、半導体セクターに根強い買いが流入、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4連騰と気を吐いたことで、東京市場でもAI・半導体関連株の一角が強さを発揮し、全体相場を支える格好となった。ただ、今週末11日にメジャーSQ算出を控えるほか、来週には日米中銀による金融政策決定会合を控えていることもあって、積極的に買い向かう動きも見られなかった。なお、売買代金は7営業日ぶりに9兆円を上回った。

 個別では、売買代金首位のキオクシアホールディングス<285A.T>が軟調だったほか、アドバンテスト<6857.T>が売りに押され、東京エレクトロン<8035.T>も冴えない。ファーストリテイリング<9983.T>が値を下げたほか、リクルートホールディングス<6098.T>、任天堂<7974.T>などが下値を探る展開。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも売りに押された。協和キリン<4151.T>が大きく値を下げ、Appier Group<4180.T>も大幅安。サンリオ<8136.T>の下げも目立つ。ディー・エヌ・エー<2432.T>も安い。

 半面、ソフトバンクグループ<9984.T>が商いを伴い5連騰、フジクラ<5803.T>、古河電気工業<5801.T>など電線株が物色人気。イビデン<4062.T>、レーザーテック<6920.T>も上値を追った。JX金属<5016.T>が買われ、住友金属鉱山<5713.T>、三井金属<5706.T>は大幅高。三菱重工業<7011.T>も買われた。アルビス<7475.T>がストップ高で買い物を残したほか、住友ベークライト<4203.T>、東海カーボン<5301.T>も値を飛ばした。日本電波工業<6779.T>が急伸をみせ、フルヤ金属<7826.T>も物色人気。東洋エンジニアリング<6330.T>も高い。

出所:MINKABU PRESS


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