午後:債券サマリー 先物は伸び悩む、日銀会合後の円安重荷 長期金利2.970%と低下幅縮小


 18日の債券市場で、先物中心限月12月限は反発。午後に上げ幅を縮小した。日銀は18日まで開いた金融政策決定会合で政策金利を0.25%引き上げて1.25%とすることを決めた。発表後にドル高・円安が進行し、円債相場の重荷となった。

 利上げには浅田統一郎審議委員と佐藤綾野審議委員の2人が反対に回った。声明文では基調的な物価上昇率について、2%の物価安定目標を超えて上振れていくリスクがあると指摘。今後の政策運営に関しては、経済・物価・金融情勢に応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく、との文言もあった。声明文とは別に、全会一致の利上げ決定ではなく、反対票の存在を受けて、ハト派姿勢と一部投資家が受け止めたもようだ。

 金融政策の決定に先駆けて、朝方に発表された8月の消費者物価指数(CPI)は、生産食品を除くコアCPIが前年同期比1.7%上昇と市場予想に届かなかった。これを受け、利上げペース鈍化を見込んだ債券買いが入り、先物は午前中に一時125円49銭まで買われた。

 先物12月限は前営業日比20銭高の125円31銭で終えた。新発10年債利回り(長期金利)は午後に低下幅を縮小。2.970%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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