来週の為替相場見通し=日米金利差を意識した展開か


 来週のドル円相場は、米国の利上げ継続観測を背景に日米の政策金利差の縮小は望みにくいとしてドル買い・円売りが入りやすいだろう。予想レンジは1ドル=156円00銭~159円50銭。

 米連邦準備理事会(FRB)は16日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げを決め、会合後に公表された参加者の政策金利見通し(ドットチャート)で年内にあと1回の利上げを見込んでいることが分かった。また、ウォーシュFRB議長は記者会見で「インフレ率は依然として高い水準にある」と、物価上昇に対する警戒感を改めて示した。

 一方、日銀は18日まで開いた金融政策決定会合で、政策金利を0.25%引き上げて1.25%にすることを決めた。ただ、金融緩和と積極財政を志向するリフレ派の浅田統一郎氏と佐藤綾野氏の両審議委員が利上げに反対票を投じており、利上げペース加速の思惑はやや後退。植田和男総裁は記者会見で「政策の局面が変化した」と述べたが、今後の利上げペースについては「特定のことを念頭に置いているわけではない」として毎回の決定会合で議論していく考えを強調した。

 米国の追加利上げが見込まれており、日銀が利上げ路線を継続しても日米間の政策金利差の縮小は難しい。ただ、1ドル=160円に向けてドル高・円安が進んだ場合、日米協調による円買い介入の可能性が意識されそう。片山さつき財務相は18日の閣議後会見で、為替政策を巡り「秩序ある為替市場の維持に取り組んでいく」「7月末⁠に実施した日米協調介入を改めて行うことも躊躇しない」と語っている。

 なお、来週に発表される主な米経済指標は、22日に9月のリッチモンド連銀製造業指数、23日に9月の購買担当者景気指数(PMI)速報値、24日に4~6月期の経常収支と8月の新築住宅販売件数、25日に8月の耐久財受注と9月のミシガン大学消費者態度指数・確報値などがある。

出所:MINKABU PRESS


本画面にて提供する情報について
本画面に掲載されている情報については、(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドが配信業者です。
本サービスに関する著作権その他一切の知的財産権は、著作権を有する第三者に帰属します。情報についての、蓄積・編集加工・二次利用(第三者への提供等)・情報を閲覧している端末機以外への転載を禁じます。
提供する情報の内容に関しては万全を期していますが、その内容を保証するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切責任を負いかねます。
本サービスは、配信情報が適正である事を保証するものではありません。また、お客様は、本サービスを自らの判断と責任において利用するものとし、お客様もしくは第三者が本サービスに関する情報に基づいて判断された行動の結果、お客様または第三者が損害を被ることがあっても、各情報提供元に対して何ら請求、また苦情の申立てを行わないものとし、各情報提供元は一切の賠償の責を負わないものとします。
本サービスは予告なしに変更、停止または終了されることがあります。

本サービスを提供するのは金融商品取引業者である内藤証券株式会社 (加入協会:日本証券業協会 (一社)第二種金融商品取引業協会)(登録番号:近畿財務局長(金商)第24号)です。