来週の為替相場見通し=米長期金利の動向が影響


 来週のドル円相場は、原油高や米景気の底堅さを背景に米長期金利の上昇が続くようなら日米金利差を意識したドル高・円安の地合いは変わらないだろう。予想レンジは1ドル=156円50銭~160円00銭。

 23日に発表された9月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値が高い水準となるなど堅調な米経済指標が相次いでいるほか、原油高を通じたインフレ懸念から米長期金利に上昇圧力がかかっている。来週には重要な米経済指標の発表が複数予定されており、9月30日の米8月個人消費支出(PCEデフレーター)や10月2日の米9月雇用統計などが強い内容となれば、米連邦準備理事会(FRB)による引き締め的な金融政策をにらんだドル買い・円売りが流入しそうだ。

 一方、国内では28日に7月30~31日開催分の日銀金融政策決定会合議事要旨、10月1日には利上げを決めた9月17~18日開催分の決定会合における主な意見と9月の日銀短観が公表される。追加利上げの時期やペースを探る手掛かりが得られるかどうかが焦点となりそう。また、片山さつき財務相が25日の閣議後会見で、先日行われた日米首脳会談でトランプ米大統領が円安に懸念を示したことを明らかにしており、日米協調による円買い介入の可能性には引き続き警戒が必要だ。

 なお、来週に発表されるPCEデフレーターや雇用統計以外の主な米経済指標は、29日に9月の消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)と8月の雇用動態調査(JOLTS)求人件数、30日に9月のADP雇用統計と4~6月期の実質国内総生産(GDP)確定値、1日に9月のISM製造業景況指数と前週分の新規失業保険申請件数、2日に8月の製造業新規受注など。国内では30日に8月の鉱工業生産・速報値、2日に9月の東京都区部消費者物価指数(CPI)が公表される。

出所:MINKABU PRESS


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