午後:債券サマリー 先物は続落、日銀オペ「弱め」など影響


 28日の債券市場で、先物中心限月12月限は3日続落。中東情勢の緊迫化を背景とした原油高止まりに伴う根強いインフレ懸念に加え、日銀が実施した国債買いオペが弱めの結果となったことが影響した。

 トランプ米大統領は26日、一定の条件を満たせば7日以内にホルムズ海峡を開放するとしたイラン側の提案を拒否すると明言した。エネルギー輸送の停滞が続くとの見方が広がるなか、時間外取引で米原油先物が上昇したことから円債には国内物価の上振れを意識した売りが流入。また、日銀が朝方発表した7月30~31日開催分の金融政策決定会合議事要旨で、多くの委員が「基調的な物価上昇率を2%程度に定着させていくことを目指して政策判断を行う方向に徐々にシフトしつつあり、そのもとでの政策運営のあり方について、より丁寧なコミュニケーションが必要である」との認識を示していたことが分かり、日銀の追加利上げ観測が高まったことも重荷となった。午後に明らかになった日銀オペの結果で、「残存期間10年超25年以下」の応札倍率が3.80倍(前回は3.12倍)と売り意欲が強かったこともあり、債券先物は午後0時30分すぎに一時124円05銭まで軟化した。その後は下げ渋ったものの、時間外取引での米長期金利の高止まりなどから戻りは限定的だった。

 先物12月限の終値は、前週末比7銭安の124円28銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時3.095%に上昇し、午後3時の時点では前週末に比べて0.015%高い3.085%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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