午後:債券サマリー 先物は続伸、2年債入札は波乱なく通過


 30日の債券市場で、先物中心限月12月限は続伸。朝高後に値を消す場面もあったが、この日に実施された2年債入札を波乱なく通過すると買い安心感が広がった。

 ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が29日の講演で「米連邦準備理事会(FRB)は9月に利上げを決定したため、現在は性急に行動する必要はない」と述べたことで、FRBが10月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げに動くとの見方がやや後退。前日に財務省が行った40年債入札が強い結果となったこともあり、債券先物は買い優勢でスタートした。その後は日経平均株価の大幅高が影響する形で一時マイナス圏に沈んだものの、2年債入札の結果が無難と受け止められると再び買いが流入。米原油先物の上昇や円安の進行が一服していることでインフレ懸念が和らいでいることに加え、年金勢の月末に伴うリバランスとみられる買いが入ったこともあり、引け間際には124円57銭まで上伸した。なお、2年債入札の結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が1銭4厘と前回(8月28日)の3銭4厘から縮小し、投資家需要の強弱を反映する応札倍率が3.89倍と前回の2.97倍を上回った。

 先物12月限の終値は、前日比19銭高の124円54銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時の時点で前日に比べて0.025%低い3.060%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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