イリソ電子は大幅反落し年初来安値更新、27年3月期は営業益36%減を計画


 イリソ電子工業<6908.T>は大幅反落し、年初来安値を更新した。同社は自動車用やコンシューマー用、産業用コネクターを製造・販売している。9月30日の取引終了後、26年3月期の連結決算の発表にあわせて、27年3月期の通期業績予想を開示。売上高を670億円(前期比8.1%増)、営業利益を35億円(同35.6%減)、最終利益を16億円(同37.3%減)と見込んでおり、嫌気した売りが出ている。

 市場環境について、コンシューマー市場がゲーム機向け需要低迷が継続し、厳しい環境になるとの見通し。一方、モビリティ市場はxEV(電動車)の構成比が増加し、インフォテインメント分野の売り上げが高速伝送ニーズの増加などにより伸長すると予想。インダストリアル市場もエネルギーマネジメント分野といった新領域の需要やFA機器向けの回復が見込まれる。

 なお、26年3月期は売上高が619億6100万円(前の期比9.9%増)、営業利益が54億3600万円(同0.2%減)、最終利益が25億5300万円(同1.6%増)だった。同社は海外子会社における不適切な金銭交付などの疑義が生じたことから、4月27日に第三者委員会の設置を決議し、調査を実施。調査結果を踏まえた過年度の財務諸表や有価証券報告書の訂正報告書の作成作業などに時間を要したことから、決算短信の開示が期末後50日を超えることになった。

出所:MINKABU PRESS


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