午後:債券サマリー 先物は大幅続伸、長期金利は3.005%に急低下


 9日の債券市場で、先物中心限月12月限は大幅続伸した。前日のニューヨーク市場での債券相場の上昇(金利の低下)が波及した。先物は日中ジリ高歩調を続けた。

 米国では7日に10年債入札が行われ、堅調な結果となった。8日に実施された30年債入札も無難な結果となり、米債の需給を巡る悲観が一段と後退。債券選好の流れとなり、米長期金利は低下した。トランプ米大統領が中間選挙前のイラン攻撃に否定的な見解を示したことで、米原油先物相場の上昇が一服したことも、インフレ懸念の後退を伴って債券相場を支援した。9日は日本国内では利付国債の入札や日銀による国債買い入れオペなどの需給イベントはなく、外部要因以外に手掛かり材料が乏しかった。ハイパースケーラーによる社債市場を通じた資金調達需要が債券需給の変動要因として意識されるなかで、米オープンAIの年換算売上高を巡る英紙フィナンシャル・タイムズ電子版の報道で、AI関連の資金調達余力が抑制されるとの見方が広がったことは、債券相場の押し上げ要因となったもようだ。

 先物12月限は前営業日比58銭高の124円93銭で終えた。新発10年債利回り(長期金利)は3.005%に急低下した。

出所:MINKABU PRESS


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